認知症の初期症状にはどういったものがあるのか?
認知症の症状について初期の段階で発見して、適切な対処をすることで穏やかに生活をして、進行を防ぐこともできます。
では、認知症の初期症状にはどういったものがあるのでしょうか?
- 認知症の初期症状によく見られるのが、
- 物忘れが激しくなった
- 何度も同じことを聞く
- 怒りっぽくなる
- 前に興味を持っていたことに対しての意欲を消失する
ということが挙げられます。
本人が自分でおかしいと感じている場合もありますが、周囲に相談することをためらって進行してしまうこともあります。
認知症になっていることは周りの人が気付くことができることがポイントになりますし、心配な点があれば専門家を受診することが大事です。
その際に認知症という言葉を出してしまうと、本人が「自分はおかしくない!」という風に頑なになってしまうことがあります。
認知症であるということを受け止めることは本人にとってとても辛いことなので、認知症と決めつけるのではなく、こういったところが心配で病気かもしれないからということで、受診につなげるようにします。
また認知症だからといって何もわからなくなっているのではなく、それまで生きてきた中でのプライドなどは失われていません。
人生を重ねてきた人としての尊敬の念を持って丁寧に接することも大事です。
そういた受容の姿勢を見せることによって、認知症の人も少し穏やかさを取り戻すことができて、穏やかに生活することにつながることができます。
家族だけでサポートしていくのはなかなか簡単なことではなく、介護保険サービスをうまく利用することも大事です。